YOMIURI ONLINE 2018年08月17日
松浦鉄道2か所に遮断機設置へ、
死亡事故受け連絡協総会で承認
松浦鉄道(MR、佐世保市)沿線の自治体でつくる連絡協議会の総会が16日、
長崎県佐世保市役所で開かれた。
MRは安全対策の一環として、歩行者の死亡事故が起きるなどした
同市内2か所の踏切に遮断機を設置することを盛り込んだ
施設整備計画案を示し、承認された。
遮断機が新設されるのは、同市春日町の「地蔵踏切」と同市名切町の「名切町踏切」。
同踏切では昨年3月、歩いて渡っていた聴覚障害者の女性(当時67歳)が
列車にはねられて死亡する事故が発生し、国の運輸安全委員会が、
同9月に公表した事故調査報告書で
「再発防止のため、遮断機を設置することが望ましい」と指摘していた。
MRによると、両踏切とも2020年度中に設置を終える見通しで、
費用は計3000万円。
沿線には遮断機のない踏切が他に21か所あり、MRは
「危険度や利用頻度、予算などの観点から設置の可否を検討していきたい」
としている。
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