「塩津の歴史」約200点を展示

2018/07/26


蒲郡市博物館で9月2日まで企画展

/塩田や支援学校のようすなど紹介


 蒲郡市で塩づくりが盛んだった塩津地区の歴史を紹介する企画展が

栄町の市博物館で開かれている。

今回で市内各地区を紹介してきた最後の企画展となる。9月2日まで。 

塩津に関する資料を展示(蒲郡市博物館で)


 展示されているのは約200点。地区は1953(昭和28)年まで

塩作りが行われており、塩田で働く住民の写真などが飾られている。

塩田が埋め立てられ、現在のボートレース場が建設された経緯についても紹介している。

また、塩津の由来や時代背景が理解できる写真もある。  


 このほか、聴覚障害者が通った「拾石訓唖義塾」(くんあぎじゅく)

関する資料も出品されている。


 豊橋聾学校(豊橋市草間町)の前身で、1898(明治31)年に現在の

拾石町に地元の資産家、木俣峯吉氏によって全国で3校目の聾者の学校として開校された。


  平野仁也学芸員は

「地区の歴史を学び、子や孫の世代まで受け継いでいってほしい」と話している。

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