中日新聞 2018年6月27日
甲子園へ ろう球児の絆 7月14日、山代温泉で舞台劇
実話、せりふの字幕付き
沖縄のろう学校の高校生たちが甲子園を目指す、実話を基にした
舞台劇「遥(はる)かなる甲子園」が七月十四日午後七時から
加賀市山代温泉の市文化会館カモナホールで上演される。
加賀おやこ劇場が創立二十五周年を記念して企画した。(小室亜希子)
「たくさんの人に見てほしい」と呼び掛ける加賀おやこ劇場のスタッフ
=加賀市大聖寺八間道で
東京五輪があった一九六四年に沖縄で風疹が猛威を振るい、その影響で
生まれながらに聴覚障害がある子どもたちが、ろう学校で野球部をつくり
手話でコミュニケーションを取りながら甲子園を目指す物語。
劇団「関西芸術座」が演じる。
劇場では十七年前にも企画したが、壁を乗り越えようと奮闘する
球児たちの姿が、終演後に観客が立ち上がって拍手を送るほど感動を呼んだ。
今回は昨年四月に施行された市手話言語条例を踏まえ
市聴力障害者福祉協会を通じて、耳の不自由な人を無料招待し
せりふの字幕も設ける。
事務局の新家佳代子さんは「素晴らしい作品なので、たくさんの人に見てほしい」と話している。
小学四年生以上が対象。
前売り二千五百円(当日三千円)
ペアチケット前売り四千円(当日五千円)。
(問)加賀おやこ劇場0761(72)7456
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