Daily Sun New York 06/06/2018
多言語ショー鑑賞アプリ ブロードウェーで導入拡大
【4日付ウォール・ストリート・ジャーナル】
英語を話さない人もブロードウェーのショーが楽しめる、無料の翻訳アプリが話題だ。
提供するのはマンハッタン区のアプリ開発会社、ガラプロ(GalaPro)。
既に「オペラ座の怪人」など6つのショーで導入しており、今後さらに拡大する考えだ。
アプリの中で鑑賞したいショーと言語を選び、ショーが始まると同時に
スマートフォンの画面上でリアルタイムで字幕を表示する他
イヤフォンを使って吹き替え音声も流す。
同社によると対応言語は数十に上り、ほとんどのショーで日本語に対応。
音声言語認識機能で舞台と字幕や吹き替えを常に同期させ
ずれを生じさせない仕組みだ。
アプリ内、「オペラ座の怪人」の画面
CEOのヨナ・バーリンさんによると、2015年の創業当時は
視覚や聴覚に障害のある人向けに音声言語認識機能を開発した。
アプリ導入に当たり各劇場に専用WiFi設置などの
初期設定料金や翻訳料金を課しており
今後は利用者にも5ドル程度の料金を課すことも検討中だという。
業界団体のブロードウェーリーグによると、16年から17年のシーズン中
観客の14.1%から22.5%は外国人だった。
同団体理事長のシャーロット・セント=マーティンさんは
「翻訳機能は劇場界が観客を増やすきっかけになるだろう」と歓迎した。
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