毎日新聞 2018年6月5日 地方版
難聴者対話支援装置、窓口に配備
綾部市は4日、耳が聞こえにくい来庁者と対話しやすいよう
市役所窓口に卓上型対話支援装置を配備し運用を始めた。
市によると、装置を窓口で活用するのは府内の自治体で初めてという。
4月に施行した「手話言語の確立及び多様なコミュニケーション手段の
促進に関する条例」に関連して導入した。
装置は特に高齢者が聞き取りにくいとされる高音域の響きを強め
雑音を省いて話し声を聞き取りやすくする。
115万円をかけ7台導入し、市民らの訪れる機会が多い課や
保健福祉センター、図書館の窓口にも設置した。
スピーカーは指向性もあり、福祉課の職員は
「プライバシーにも配慮でき来庁者とスムーズな会話ができそう。
筆談などと組み合わせて対応したい」と話す。
市は今後状況を見て装置を増やすことも検討するとしている。【佐藤孝治】
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