「聴導犬が私の日常に彩りを与えてくれた」

2018/03/15  soar

「聴導犬が私の日常に彩りを与えてくれた」

耳の聴こえない人に寄り添う、小さくて頼もしいパートナー


私たちは普段、「音」からたくさんの情報を得て生活しています。

後方から近づく車や人を察したり、インターホンや家電のアラームを頼りに動いたり。


もしも、耳が聞こえなかったら。


例えば、歩いているときに後ろから車が近づいていることに気づかず

怖い思いをすることがあるかもしれません。

何かをしている最中にインターホンが鳴っても気付かず

大事な郵便を受け取り損ねるかもしれません。


東さん:

みなさんは見なくてもここに何かがある、と音で分かる生活をされていると思うんですけど

私には分かりません。それを、あみのすけが助けてくれるんです。


そう話すのは、聴導犬あみのすけと暮らしている、東彩さん。 

聴導犬の役割は、耳の聞こえない人の生活をお手伝いすること。

 東さんとあみのすけの日常をのぞかせてもらうため

私たちは埼玉県所沢市にある、東さん宅を訪れました。


役に立つことが大好き!あみのすけの仕事ぶり


私たちは、東さんを紹介してくれた日本聴導犬推進協会の秋葉圭太郎さんとともに

東さんの住むマンションを訪れました。


少し緊張しながらインターホンを鳴らすと、ドアが開き

東さんとあみのすけが出迎えてくれました。

東さんが笑顔であいさつをしてくださる傍ら

あみのすけはソワソワした様子で、私たちの顔を眺めています。


あみのすけは、「日本聴導犬推進協会(当時の聴導犬普及協会)」で訓練を受けたのちに、東さんのもとにやってきました。


ドアのチャイムや目覚まし時計の音など、生活するうえで必要な

様々な音を聴導犬は教えてくれます。

また、警報機の音や車の近づく音を知らせ

ユーザーの安全を守ることも大切な役割です。


あみのすけは普段、どのようにして東さんの生活を助けてくれるのでしょうか?


東さん:

家の中では、何か音が鳴るとまずあみのすけが音の出所を見に行きます。

それから私の肩をタッチして、音の鳴っているところに連れて行って教えてくれるのです。


インタビューの最中はちょうど、台所から食器洗浄機の動く音がしていました。  

するとあみのすけ、東さんのところに来て、肩をタッチします。

まだ完了のアラームは鳴っていないのになぜ?

と思っていると、その理由を教えてくれました。



東さん:

食器を洗っている微妙な音を聞き分けて、「そろそろ終わるよ」「覚えててね」と

心の準備として伝えにきてくれているんです。

それに、私にほめられるのが嬉しいから、何度も伝えに来るの(笑)。


その後も、食器洗浄機の音が変わるたびに東さんに教えに来てくれます。

そのたびに話を中断するので、東さんはとうとう困り顔で言いました。


東さん:

今日は特に多いですね。自分も話に入れてもらいたいのね、きっと。


そう言われてあみのすけの顔を見ると

たしかにしょんぼりと寂しそうな表情をしているので

思わず笑ってしまいました。


そのとき、食器洗浄機から完了を知らせるアラームが鳴りました!  

あみのすけは耳をぴんと立てて飛び上がり、台所のほうに走って行きます。 


「終わったよ終わったよ!」とでも言いたげな

誇らしげな表情で戻ってくると

東さんと私たち編集部メンバーにもタッチをして回り

台所に連れて行ってくれました。


東さんから「ありがとう」と頭をなでられ

おやつをもらうあみのすけはとっても嬉しそう!

「えっへん!」と言わんばかりに目をキラキラさせます。


表情からは、東さんの役に立つのが嬉しくてたまらない様子が伝わってきます。


ユーザーの安全を守ることも、聴導犬の大事な役割


次に、外での仕事を見せてもらうため、お散歩に同行させてもらうことにしました。 

聴導犬は外に出るとき、「聴導犬」と書かれた鮮やかなオレンジ色のケープを着用します。


続きは


soar
一般社団法人日本聴導犬推進協会









人工内耳友の会関西

人工内耳装用者、人工内耳に興味のある方(難聴者に限らず健聴者の方)人工内耳装用児の保護者、難聴児の保護者の方にも是非ご参加いただくようにご案内します。

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