2018年5月25日 中日新聞
正確に早く意思疎通を
名張市が1日から筆談器配備
聴覚障害者や耳が遠いお年寄りらが救急や通院時に
正確に早く意思疎通ができるよう、名張市は六月一日から
救急車や市立病院などに「筆談器」を配備する。
A4判より少し大きいサイズのボードで、専用ペンを使う。
磁器で文字を書くため雨にぬれても大丈夫。
消防の担当者は「あらゆる意思疎通手段を持つことで
現場で対応できるケースを増やせる」と期待する。
筆談器に書いた文字を示す消防署員=名張市消防本部で
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追記
毎日新聞 2018年5月25日
筆談器26個に増設 病院、救急車にも配置 三重・名張
三重県名張市は6月から、聴覚障害者など音声でのコミュニケーションが難しい人向けに配置している筆談器を4個から26個に増やし、市立病院や救急車にも配置する。市によると、聴覚障害手帳を持つ市民は337人(昨年4月1日現在)。病気などで音声でのコミュニケーションが難しく、窓口で筆談を希望する人も少なくないという。市障害福祉室は「何度も描いて消すことができるので気兼ねなく利用してほしい」と話している。【衛藤達生】
2016年12月に同市西田原出身で、大阪府八尾市の男性が障害者福祉のために500万円を寄付。市は昨年、筆談器や手話通訳サービス用のタブレット端末、要約筆記のためのプロジェクターを購入するなどし、今回の筆談器増設も寄付金の一部を充てた。
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