朝日新聞デジタル
2019年3月10日
ケムラさん(左端)とサロンのスタッフとして働く聴覚障害のある女性たち=2019年3月8日、プノンペン、鈴木暁子撮影
聴覚障害のある人が、美容の仕事で自立できるよう奮闘する
カンボジア人女性がいる。
きっかけは8年前に都内で経験した東日本大震災。
「人のために働こう」と一念発起し、カンボジアに
耳の不自由な人を雇う美容サロンを増やすため、
クラウドファンディングで日本の支援を呼びかけている。
「混んできたから急いで用意してね」。
カンボジアの首都プノンペンで「美サロン」を経営する
カム・ケムラさん(31)は、研修スタッフのソクニーさん(32)
に向かって手話で語りかけた。
カンボジアで美容サロンを経営するカム・ケムラさん=2019年3月8日、プノンペン、鈴木暁子撮影
2016年から障害者団体を通じて聴覚障害のある計30人を受け入れ、
無料でネイルやまつげエクステ、整髪などの仕事を教えてきた。
一部は従業員として採用し、現在15人のスタッフのうち8人が聴覚障害者だ。
研修中のセイハーさんは南東部…・・・
客にまつげの施術をする聴覚障害のある女性=2019年3月8日、プノンペン、鈴木暁子撮影
客にまつげエクステの施術をする聴覚障害のある女性=2019年3月8日、プノンペン、鈴木暁子撮影
客にまつげエクステの施術をする聴覚障害のある男性=2019年3月8日、プノンペン、鈴木暁子撮影
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