中日新聞 2018年8月21日
多言語の音声翻訳タブレットを用意
かほく 救急車2台に
かほく市消防本部は市内在住の外国人の増加に備え、
救急車二台にそれぞれ多言語音声翻訳システムアプリを
導入したタブレット端末を用意した。
音声を聞き取って翻訳する仕組みで、四十カ国語ほどに対応しているという。
タブレット端末を使った実演で、患者役の女性と意思疎通を図る救急救命士
=かほく市消防本部で
同本部が二十日、報道関係者向けに実演した。
外国語指導助手(ALT)として河北台中学校に勤務する
米国人のクリスティー・カイデさんに患者役になってもらい、
救急救命士の北川智朗さんが端末を介して日本語と英語で意思疎通を図った。
北川さんは「実際に外国人を救急車で運んだことがあるが、
その時は通訳がいたので助かった。いざというときにタブレットがあると助かる」
と話した。
端末には聴覚障害者支援のアプリも入っているという。
(島崎勝弘)
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