毎日新聞 2018年7月10日
実践力を磨く 学生が聴覚障害者と交流
高知情報ビジネス&フード専門学校
手話を学ぶ専門学校生が、実際に手話で聴覚障害者と交流し
実践力を磨く授業が9日、龍馬学園
高知情報ビジネス&フード専門学校(高知市北本町1)であった。
学生らは学んだ手話を使い、自己紹介をした。
手話でスピーチする学生(左)
=高知市北本町1の高知情報ビジネス&フード専門学校で、松原由佳撮影
同校では、ショップ・ブライダル学科と公務員学科で、2年間にわたり
週2時間の手話の授業を行っている。この日は、ショップ・ブライダル学科の2年生14人が
ゲスト講師で県聴覚障害者協会の会長、竹島春美さん(58)と
手話対策部長、藤田由紀子さん(62)と手話で交流した。
健康をテーマに、1分間スピーチをした。
学生らは笑顔で「体を動かすことが好き」「手洗い・うがいをするようにしている」と
健康のためにしていることなどを手話で表現した。
受講した松岡優華さん(19)は「普段の授業だと、単語を覚えることが多いので
手話で会話できて楽しかった。ウエディングプランナーを目指しているので
耳の聞こえない人でも結婚式を楽しめるようにしたい」と話した。
ゲスト講師を務めた竹島さんは「聞こえない人が来たときに
積極的に対応できるようになってほしい」と学生たちに期待を寄せた。
【松原由佳】
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